かくちょうげんじゅつ

本当に上達したい方のためのヴァイオリン教室です ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

左指 拡張 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

前の記事

 具合が悪いので病院に診てもらいに行き、患者が医師に幾許かの要望をしたり

 医師が、治療や投薬に何が必要か診断し、患者に治療の選択肢を示すことはあっても

 患者が、治療で使うべき薬や、特に治療を行うべき点や問題点を指示して治療させる

 などということは有り得ないのと同じで

 演奏悪いので教室に習いに行き、生徒が先生に幾許かの要望をしたり

 先生が、指導練習に何が必要か判断し、生徒に指導の選択肢を示すことはあっても

 生徒が、指導で使うべきや、特に指導を行うべき点や問題点を指示して指導させる

 などということも有り得ないのです…と書きました。

左指 拡張 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

けれども

 ヴァイオリンレッスンは、病院での診察や治療ほどには一般的でないので

 生徒が「レッスンのご要望等」をするのは、患者が医師に希望を伝えるのと同じでも

 生徒が「レッスンご希望の」を示すという、患者が医師に投薬を指定するかの如き

 それではまともな治療はできない、ままごとのごときヴァイオリンごっこ(笑)も

 もしかすると現実に繰り広げられていたりするのかもしれません…とも書きました。

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とはいえ

 医師に投薬してもらい治療してもらう…ということではなく

 素人に相談しに行き話を聞いてもらう…というだけでも気分が晴れることもあり

 素人は医師ではないにしても事情通なら多少は問題の解決に役立つこともある

 というのと同じで

 先生に課題曲をもらい指導してもらう…ということではなく

 素人に相談しに行き話を聞いてもらう…というだけでも気分が晴れることもあり

 素人は先生ではないにしても事情通なら多少は問題の解決に役立つこともある

 かもしれません。

ですから

 既述のように医師の治療でなく素人への相談でも気分が晴れたり役立つように

 たとえそれが先生の指導なく素人への相談でも気分が晴れたり役立つのであれば

 ヴァイオリンは医療のように命に直結はしないので、その人の好き好きで

 いいのかもしれません。

ただ問題なのは

 ただ単に好きで習うだけで趣味で気楽に弾くだけと思っているのではなく

 せっかく好きで習い始めて真剣に学び奏でたい…と思っていたヴァイオリン

 リアリティとして本来ヴァイオリン奏法音程の取り方習えている人に対して

 イメージとしてそれっぽく(笑)語られ、それらしく奏でるだけになっている人は

 同じようにレッスン受けているようでも、進む先が異なってしまっている例です。

左指 拡張 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

そして

 素人は医師ではないので、投薬はできず民間療法に留まり、お金は取れないように

 素人は先生ではないので、課題は出せず民間指導に留まり、お金は取れない…筈が

 ヴァイオリンの指導は医療のようには規制もないので

 リスナーがたまたまヴァイオリンが弾けるだけでレスナーとしてレッスン料を取り

 素人というのは、その物事の素人の話にこそ共感してしまい

 素人というのは、その物事の素人が玄人っぽく語ると感心してしまうことから  

 ‎リスナーに毛が生えただけの素人がスピリチュアルに語れば語るほど

 リスナーの段階でしかないヴァイオリンの初心者はその話に感心している例もあり

 そうしたことに対して、ささやかながらも警鐘を鳴らし続けています

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とはいえ

 リスナーがたまたまヴァイオリンが弾けるだけでレスナーをしている事例だけでなく

 自分の先生はキチンと教えていると思ったら、実は弾きまくらせているだけだった

 自分の先生はT朋或いはG大卒の先生なのに、実は弾きまくっていただけだった

 自分の先生は海外の〇〇音大に留学したのに、実は弾きまくっていただけだった

 自分の先生は有名オーケストラの団員なのに、実は弾きまくっていただけだった

 という現実を知ることになるかもしれない事例を、このブログで掲げています

 そうした様々な事例のなかでも、他の教室から移ってきた生徒さんから聞いたのが

 『かくちょうげんじゅつ』ということに無関心な先生が居たことです。

と書くと

 『かくちょうげんじつ』としての現実にバーチャルを重ねることは既に顧みられず

 『かそうげんじつ』という総てバーチャルな世界を描くことが流行っていて

 『かくちょうげんじつ』に無関心なヴァイオリンの先生が居ても仕方がない以上に

 『かくちょうげんじつ』に無関心でもヴァイオリン指導には関係ないだろう

 と思った方も居るかもしれません(笑)

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けれども

 私はこの記事のタイトルでも上記でも

 『かくちょうげんじつ』(拡張現実)ではなく

 『かくちょうげんじゅつ』と書いていて

 そのような日本語は無いものの、敢えて漢字で表現すれば

 『かくちょうげんじゅつ』は[拡張弦術]ということになります。

そして

 [拡張弦術]というのは左指を押さえる幅を広げる練習方法ことを指していて

 他の教室から移ってきたある生徒さんは、女性であるうえに非常に小柄で

 私の仕事仲間で小学生のような左手の大きさの奏者も居ますが、それよりも小さく

 他の教室で通常の演奏の際にも「(左手が小さいから)分数楽器で弾いたら?」と

 言われたことがあるというのです。

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ところが

 確かに何もしない状態では左手が小さいものの、よく観察すると柔らかさはあるので

 『ヴァイオリンの10度における2つの重度』でも書いた

 [拡張弦術]としての練習課題をフルサイズの楽器で復習ってもらったところ

 10度だけでなく12度や14度の重音でさえも押えられるようになったことから

 10度重音も通常の演奏も、何の問題もなく押さえられるようになりました。

と書くと

 10度重音だなんて

 パガニーニ/24のカプリースのような超絶技巧

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 ブラームス/ヴァイオリン協奏 第一楽章の一部で現れるくらいなので

左指 拡張 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 そのような超絶技巧を弾かなければ、10度重音を押さえる練習なんか要らないし

 どうしても必要を弾く時にだけ、頑張ってそこだけ練習すればいいじゃん!

 という声も聞こえて来そうです。

けれども

 10度練習は、そのような超絶技巧10度重音でのみ必要なのではなく

 10度練習は、10度重音や音の跳躍に留まらない場面でも必要となることから

 10度重音に留まらず[拡張弦術]の練習必要で重要なものとなるのです。

それは

 例えば下掲の譜例はメンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏 第3楽章の最初ですが

左指 拡張 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 ここでも

左指 拡張 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 ということ

 で記した箇所で1の指を予め準備して指板の上空で待機させておくこと

 左手で押さえる際の音程が安定し、正しい音程で落ち着いて演奏することが可能で

 で記した箇所の1の指を予め準備しておいた際の1と4の指の幅は10度に相当し

左指 拡張 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 これと似たケースは、さらに簡単なや、さらに難しいでも、多数見られます。

では

 どのような楽のどのような箇所で、そうした[拡張弦術]は必要となるのか?

 どのような練習課題を復習うことで、そうした[拡張弦術]は身に付くのか?

 ということについては、レッスンの際にお伝えしています

もっとも

 そもそもこのブログはブログの目次のページにも記したように

 レッスンを申し込まれる判断材料として

 レッスン方針・レッスン形態のページなどとも併せてご覧いただくために 

 書いているものですが、それすらさえ通じることなく

 このブログを眺めて悦に入るだけ…という方も居るようなので(笑)

 既述のようなことを書いてみたところで「左指は広げておくんだぁ~」でおしまい

 という人も居るのかもしれません。

左指 拡張 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 残念です。


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