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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
その玉木氏が私のことをよく「岩本さんは無類の
博覧強記(広く物事を見知って、よく覚えていること)」と仰っていました。
(ちなみに
強記(きょうき)は記憶力がすぐれている…という意味で
狂気(きょうき)ではありませんので念のため(笑))
次に
という和音を弾きますが
この際に
あえて画像で示すと
として
その際
玉木氏が「合ってないの、わかるよね?」と訊くと
青島氏が「合ってないわ」(オネエキャラの走りでしょうか?(笑))と答え
として
の
玉木氏が「どう?」と訊くと
青島氏が「あら、まぁ~」と驚く、というやりとりを収録したそうです。
つまりこれは
にもかかわらず
ということは
そしてその際
私も幼稚園に入る前に、自宅のピアノの調律が終わった時に音階を叩いて
「これ、音、狂ってる」と言ったところが
ピアノを弾く祖母が「よくわかるねぇ~」と褒めてくれただけではなく
調律師さんまでもが「えらいっ!そうだよ、ピアノの音程は狂っているんだよ」と
二人で揃って褒めてくれた…という話を玉木氏にすると
玉木氏が「そうだろう…オレなんか
が協和音で
が不協和音…って子供の頃に聞かされた時に
「どっちも音が濁ってる!」って言って、学校の音楽の先生に怒られたよ(笑)
だから青島さんの(既述の番組は小学生向けの)テレビ番組で
さらには
既述のような説明を単純にすればいいのに、そこに音律という難しい理屈を掲げたり
既述のような説明をした玉木氏は、純正律という特殊な音律の信奉者と唱える人や
既述のような説明をすると、じゃあピアノとの合奏はどうするんだ?
などと言い出す人も居たりして
『大阪開成館 全訳コールユーブンゲン』において誰もが読める
第一版 序言の最後に
「歌うべき音をピアノで一緒に奏してはならない。
平均律に則って調律されるピアノを頼りにして正しい音程の練習は
望まれない。」
この序言を読む人は殆ど居ないのです。
ちなみに
私のレッスンでは
ヴァイオリンの音程を取るのにチューナーもピアノも必要ない…ではなく
ヴァイオリンの音程の取り方はヴァイオリンにおいてこそ明示できるものであり
ヴァイオリンの音程はヴァイオリンの響きを聴くことで得られるものなので
チューナーなどというものは使ったことも触ったこともありませんし(笑)
発表会で伴奏してもらう時以外は
そのため
最初のリハーサルでは、ピアノの音程とのズレに戸惑う生徒さんも居るものの
既述のように、ヴァイオリンならではの音程を取る微調整を訓練しているので
ピアノでは綺麗に調和する和音は弾けない…ということを既述のように
誰でもわかるように説明したシーンが教育テレビ(Eテレ)で全国放送される…と
玉木氏は楽しみにしていたそうですが
玉木氏いわく
「でもなぁ、オレと青島さんの(上記の)やりとりの部分は全部カットで
オレがなんかの曲を演奏してるシーンしか放送されなかったんだよ」
とのことでした。
ということで
NHKの全国放送では玉木氏ほどの方の説明でもカットされる…というより
NHKの全国放送の教育のテレビ(Eテレ)の、それも小学生向け番組ゆえに
ピアノでは正しい音程は取れない…などということが明らかになってしまうと
教育現場が混乱すると判断され、説明が放送されなかったのだろうと思います。
ですから
前の記事の
『“一丁目一番地” は “一丁目一番地” だった ~その1~』の
最後で書いたように
ヴァイオリンの名曲において
ヴァイオリンにおけるヴァイオリンならではの音程の取り方を知らないと
「最初」の一音で、聴き手を魅了…ではなく、ずっこけてしまう(笑)
「最重要な事例」があるので、それについて次の
『“一丁目一番地” は “一丁目一番地” だった ~その3~』で
書きたいと思います。
(なお
この記事自体は
『“一丁目一番地” は “一丁目一番地” だった』とは無関係ですが
~その2~ で総て書くのには長くなり過ぎたので
~その2~ と ~その3~ に分けたため
この記事のようなタイトルになりました)
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