そのため
従来は単に“ハモる”という曖昧な概念によって導かれていた重音の音程を
具体的に“差音” を導くように音程を取らせている点で従来に無い内容で
24の調の総てにおいて、その目指すべき音程が誰においても再現性のある
加えて
『ヴァイオリンの重音の音程の取り方 ~その1~』にも書いたように
“差音”は単純な電子音の場合には生じ易く聞き取ることも簡単ですが
ヴァイオリンの音の場合は様々な倍音や余韻のなかで聞き取ることから
“差音”は聞き取り難いものとなります。
ただし既述のように
誰においても再現性のある練習ができるように編まれている教本とはいえ
上記の書籍を購入してみても、ヴァイオリンの音程の取り方がわかっていなければ
その意味するところも、その指示する響きを実際に奏でることも困難であるうえに
そこで
“ルール”としての基準を踏まえたうえでの音程の取り方を示しながら
“最低限”としての基準の先の更なる細かい音程の最終的な確定方法を
譜面に基づき一音いちおん説明・確認しながらレッスンしています。