通常のヴァイオリンの音階教本としては
初心者には『小野アンナ/ヴァイオリン音階教本』
上級者には『カール・フレッシュ/スケール・システム』が
用いられて来ており、それらは今後も使われ続けると思いますが
そこには音階が並んでいるだけで、その音階を学ぶための
ヴァイオリンの音程の取り方や練習方法は書かれていません。
そのため
そうした音階を弾かされ弾くばかりで
ヴァイオリンの音程の取り方や練習方法を知らない指導者まで
居るようになってしまいました。
そうしたなか
Scales by Simon Fischer(サイモン・フィッシャー/スケールズ)では
本編では従来からの奏法や学習方法がまとめられていることに加えて
How to tune each note of the scaleの項目では特殊な記号を用いてまで
ヴァイオリンの音程の取り方の最低限のルールが示されています。
(上掲の譜例の画像はHow to tune each note of the scaleの一部です)
しかしながら
上記の書籍を購入してみても、ヴァイオリンの音程の取り方がわかっていなければ
その意味するところも、その指示する響きを実際に奏でることも困難であるうえに
上記で示されたヴァイオリンの音程の取り方は最低限のルールでしかありません。
そこで
既述のように『スケールズ』でまとめられている練習方法を踏まえながら
レッスンでは、特に上掲のページを常に念頭に置き
そこで示されている最低限のルールと、それを踏まえた音程の微調整の方法を
繰り返し指導するようにしています。
そして
専門家を目指す方だけではなく、趣味で習う方にも
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
ヴァイオリンが本当に上手に弾けるようになりたい方は、当教室のバイオリンのレッスンを
ぜひ受けてみてください。